CMソングの女王 エミ・マイヤーさんインタビュー|健康に大切なのは心と身体のバランス
“ヘルシーなライフスタイルで気になる人”を編集部がフィーチャー。プライベートでの食スタイルのこだわりや オーツにまつわるインタビューを展開。
最近のお気に入りのスポットや、今注目しているコト、最新の活動についてもお届けしていきます。
今回のゲストは、CMソングの女王エミ・マイヤーさんです。
爽健美茶や午後の紅茶など、数々のCMソングを手がけているシンガー・ソングライターのエミ・マイヤーさん。独特の世界観と、スモーキーな歌声で多くの人々を魅了する一方、プライベートではまだ幼い2人娘のお母さんでもあります。育児をしながら、クリエイティブな仕事をこなし、そしてヘルシーなライフスタイルも充実。誰もが憧れるような生活を送られているエミ・マイヤーさんにお話を伺いました。
―エミ・マイヤーさんのご出身はどちらですか?
京都生まれのシアトル育ち。母がワシントン大学大学院で美術史研究をしており、フルブライト奨学金プログラムで京都の滞在している時に私が生まれました。その後、1歳半の時にシアトルへ行きました。
―現在はどんな活動をメインに行っていますか?
シンガー・ソングライターの活動をしています。自分で曲をかいてピアノで作曲し、シングル曲やカバー曲も出しています。最近では、高橋書店様の「手帳は高橋 2023年版CM」で「聖者の行進」をベースにアレンジした 高橋書店オリジナルソング“Happy New Year Song”に歌唱で参加させていただきました。
―エミ・マイヤーさんは数々のCMソングを手がけられていますが、音楽のインスピレーションはどこから得ていますか?
日常生活で起きたことや、旅行など自然に触れて受けたインスピレーションが楽曲に反映されることが多いです。自分の経験だけでなく、友達や家族など身近な人の体験談を聞いて得た感情も参考にしています。一つ一つの小さな感情が繋がって、一つの楽曲になっています。
―いつ頃から音楽を始めたのですか?
高校時代から、カフェやレストランでピアノの演奏をしていました。大学に入ってからはジャズバンドでイベントの仕事をしたり、バックミュージシャンをしていました。自分で歌い始めたのはその後からですね。音楽以外でボランティア活動も行ったりしていますが、それ以外は昔からずっと音楽にまつわる仕事をしています。
幼い頃から音楽の仕事をするのが夢だったので、夢が叶ってよかったです!
―エミ・マイヤーさんはヘルシーで健康的なライフスタイルを送られている印象ですが、今のライフスタイルを送るようになったのは何時ごろからですか?
2人の娘を育てているのですが、長女を妊娠した際に食事の大切について改めて実感しました。
自分一人の身体じゃないから身体を壊すわけにも行かないし、私が感じたストレスや、食べた食事の栄養も直接赤ちゃんにも行き渡るので、ストレスを溜めずに栄養が偏らないよう心がけました。食事だけでなく洗剤など触れるもの全てに気を配っていました。当時の思いが、今のライフスタイルに繋がっています。
―ヘルシーなライフスタイルを送るために心がけていることはありますか?
心と身体のバランスを大切にしています。
食事面では、身体にいいものだけを摂るのは現実的に厳しいですし、ヘルシーな食事を摂ることばかり意識しているとストレスが溜まってしまいます。なので、コンビニのおにぎりを食べる時もあれば、新鮮な食材を使って料理したものを食べたりして、心に負担をかけずに、バランスの良い食事を心がけています。
あとは、食事を摂るタイミング。甘いものが大好きなのですが、甘いものを食べる時には身体のことを考えて、なるべく吸収を抑えられるよう空腹時には食べないようにします。
朝食を摂ることも大切にしていて、学生時代だと摂らないこともありましたが、今は必ず朝食をとるようにしています。子供もいますし、ライブや撮影の仕事をするのにエネルギーがないと1日が成り立たないので。
―栄養価が高く、身体作りやダイエットにも適していると注目されているオートミールですが、召し上がったことはありますか?
あります。
アメリカの実家からもオートミールが送られてくるので、時々作って食べます。
あと、私の好きな代官山にある「IVY PLACE」でも最近オートミールを使ったメニューの提供を始めたので朝に食べたりするのですが、オートミールを食べると満腹感が長持ちするので、エネルギーも湧いてスタミナに繋がると思っています。
―オートミールと出会ったきっかけはなんですか?
母が家の料理でふるまってくれたことと、キャンプがきっかけです。シアトルはアウトドアな課外授業がおおくて、学校でキャンプに行った時に次の日の朝は「みんなでオートミールを食べる」という習慣が思い出にあります。
―日本では朝食にオートミールを食べる習慣がないのですが、アメリカでは定番のスタイルだったりしますか?
定番ですね。ホテルのルームサービスにもあります。ツアーでアメリカに行った際、朝はルームサービスで頼んだりしています。日本ではあまりルームサービスにオートミールがありませんが、アメリカだと多いです。仕事で様々なグレードのホテルに泊まる機会があるのですが、ラグジュアリーなホテルでも朝食にオートミールが用意されていたりします。
―アメリカでは、オートミールにどのようなトッピングをするのですか?
デーツ(ナツメヤシの実)やクルミ、レーズンなどを入れて、ブラウンシュガーやミルクなどをかけて食べることが多いです。中でも私は、甘いものが好きなのでブラウンシュガーをよくトッピングしています。
―エミ・マイヤーさんの思う、オートミールの魅力を教えてください。
オートミールは決してラグジュアリーな食べ物ではないですが、栄養価も高く、簡単に作れて自分好みにトッピングができるので、自分らしく栄養を摂れる便利な食べ物だと思います。ヘルシーなのに美味しくて、満腹感もあり長持ちするので、「今日は頑張らなきゃ!」という日に食べたりします。
―食事以外にも健康を維持するために気をつけていることはありますか?
身体を動かすよう心がけています。
心も体もリラックスできるのでヨガをしています。シアトルに住んでいる幼い頃からヨガをやっているので、幼い頃のピュアな気持ちも保てるかな。ヨガは姿勢も良くなり、声も出しやすくなるので、シンガー・ソングライターのパフォーマンスにもいい影響があるんですよ。
あとは友達とピラティスの教室に行ったり、書く瞑想をしたりしています。運動ではないのですが、気持ちが穏やかになり素敵な歌詞にも繋がるので、少しモヤモヤしたり疲れを感じた時に心をリセットするつもりでしています。
―ストレスを感じた際にしていることはありますか?
なるべく携帯やパソコンを見ないようにしています。
目も疲れと、SNSばかり見ていると情報が多すぎて心を休められないので、疲れを感じたら距離を置くようにしています。あとは、キャリアや将来のことを心配し過ぎないで、今過ごしている時間を一番大切にするよう心がけています。
―参考にしている情報源や人物はいますか?
家族や親友など、身の回りの人です。
日本に住んでいる親友もいれば、ドイツやカナダに住んでいる親友もいるのでそれぞれ情報交換をしています。信頼できる人からニュースや流行の話を聞いて気になることを自分で調べるようにしています。
―お気に入りのスポットはありますか?
清澄公園がお気に入りです。庭園の中にある茶室が大好きで、友達と行ったり海外から家族が来た際によく借りています。どの季節に行っても綺麗で庭園を見ながらリラックスできる、とてもピースフルな場所です。
―最近ハマっているものはありますか?
マイカップにはまっています。
カフェやスタジオでマイカップを使うと、なぜか落ち着くので持ち歩くようにしています。
今日は最近使っているマイカップを持ってきました!
可愛いので持ち歩いて使っているとハッピーな気持ちになれます!
―エミ・マイヤーさんの好きな言葉を教えてください?
「sincere」です。
昔ライブをした時に私の声が「sincere」と言っていただけてとても嬉しかったのを覚えています。それからはなるべく、常に素直でいることを心がけています。
―今後の活動をお聞かせください。
コロナの影響でなかなかライブができませんでしたが、少し落ち着きこれからはライブも続きます。ずっと待ってくれているファンの方へたくさんの感謝をお伝えしたいです。
全ての源でもある心のケアを大切にするというエミ・マイヤーさんのお考えがとても素敵でした。そしてオートミールについても、実際にアメリカでの時間を過ごされているからこそ分かる、日本とアメリカの習慣のリアルな違いがとても参考になりました。本日は貴重で楽しいお時間をありがとうございました。
エミ・マイヤー
京都生まれ、シアトル育ち。デビュー作品ではi-Tunes StoreのJAZZカテゴリーで最優秀新人に選ばれ、2015年リリースのJAZZ STANDARDアルバム『モノクローム』ではi-Tunes StoreのJAZZチャートでシングル・アルバム共1位に輝く。今までに担当したCM曲は「爽健美茶」「午後の紅茶」「ソニー・プラヴィア4K」「TOYOTAレクサス」など多数。またキンチョーのラジオCMでは自身もラジオ&広告部門Aカテゴリーにおいてクラフト賞を受賞。また映画では「ビリギャル」「ああ、荒野」の挿入歌を担当している。
Twitter:https://twitter.com/EmiMeyer
YouTube:https://www.youtube.com/user/emimeyer
<2022年 シングル&LIVE情報>
11/22 digital release
Everybody Wants To Rule the World/ルール・ザ・ワールド
12/23(金) A Special Christmas Evening with Emi Meyer @ BLUE NOTE PLACE
https://www.bluenoteplace.jp/live/emi-meyer-221223/
取材・文章/渡辺恵伶奈(With Oats 編集部) 取材コーディネート/(MORRIS STRATEGY & DESIGN CONSULTS,LLC.)